酪農生産者と消費者を繋ぎ、県内の酪農発展に昭和38年から尽力する大分県酪農業協同組合から平成13年に食肉事業部が独立。以来、大分県酪食肉公社は県内の生産者から出荷された豊後牛や大分県産牛、大分県産酪農牛の消費拡大に努め、自社ブランド牛「豊後・米仕上牛」の展開から用途に応じた部位のカッティングや加工、物流、販売までを一貫して行う独自の体制を築いてきました。

そして、食肉業界を取り巻く環境が目まぐるしく変化するなかでも、心の中でいつも大切に守り続けてきたのは、消費者との距離が近く、地域活性化の糸口にもなる“地場産地・地場消費”という夢への想い。そのために私たちは、｢目の前にある肉がいつ、どこで、誰の手で飼育されたのか｣という生産者の内に秘められた物語を皆さまに紐解いていきます。明確な物流の先に、多くの人々の笑顔があると信じて。

また、循環型農業が育む自社ブランドの普及活動や、パートナー量販店と連携して行う食品廃棄物を有機肥料へリサイクルする試み、枝肉のカット過程で発生する肉素材に半調理加工を施して製品化を行うなど、命と向き合う企業として地球環境を取り巻くさまざまな課題解決にも挑戦していきます。